普段はなかなか探偵に調査を依頼することなんてないかと思いますので、しっかりと捜査してくれるのか不安だと思います。
探偵に浮気調査を依頼したいけど、どんなことするの?尾行とかするの?ちゃんと捜査ってしてくれるの?など、探偵に浮気調査を依頼しようと思った際に疑問に思うことを踏まえて、探偵の浮気調査とはどんなことをするのかをまとめました。
Contents
浮気調査とは
浮気調査とは、配偶者、もしくは交際相手が、浮気または不倫をしている疑いがある時に、自分または探偵や興信所などを使って、実際に浮気、不倫の事実があるか調査する行為のことです。
探偵事務所などに浮気調査を依頼する場合、調査対象者を調査する素行調査が基本になります。調査中に浮気(不倫)の事実が判明した場合、浮気(不倫)の証拠を取得するところまで含まれます。
探偵に浮気調査を依頼するメリット
探偵に浮気調査を依頼することは、浮気(不倫)の疑いをハッキリとさせ、精神的にも安定した生活をおくれるようになります。
浮気調査はもちろん自分で行うこともできますが、自分でできる浮気調査は時間的にも体力的にも範囲が限られてきます。また探偵のような機材もないため、せっかく決定的な瞬間を目撃したとしても、証拠として残すことが難しくなります。
自分で浮気調査をしても、なかなか証拠が掴めずに悶々としてしまったり、こちらが浮気を疑っていることに気づかれてしまい、相手はさらに警戒して「浮気の証拠を残さない」ようになってしまい、さらに証拠を掴みにくくなってしまうこともあります。
またせっかく自分で証拠を集めても、証拠能力が低いものばかりだと、裁判にまで発展した場合、法廷では認められないこともあります。
しかし探偵に浮気調査を依頼すれば、相手はプロですから、自分で浮気調査するよりも証拠を手に入れる確率が高くなります。浮気を調べていることもバレにくいです。
浮気相手の身元調査を探偵に頼むと浮気相手のことも調べてくれるため、浮気相手がどこの誰か、といったことも分かるようになります。浮気相手の情報がこちらにあれば、相手に慰謝料を請求することもできます。
探偵に浮気調査を依頼するデメリット
探偵に浮気調査を依頼するデメリットは、やはりお金がかかるということです。
探偵に調査を依頼すると、数万円〜数十万ほどかかってきます。金額はそれぞれの探偵事務所によって違ってきますが、大体どこも調査方法や日数などで決まってきます。
関連:浮気調査の費用の相場
決して安く無い金額を支払わなければならないので、実質的に依頼することが難しい人もいるかと思います。
浮気、不倫をしているかどうか、真実を知るためだけに高額なお金を払うのは、お金持ちでも無い限りなかなか難しいかと思います。
どんな時に浮気調査を依頼した方がいいの?
やはりお金もかかりますので、ただ真実を、知りたいだけで探偵に調査を依頼するには、ちょっと敷居が高いというのが一般的です。
できれば自分で証拠を見つけて、相手が浮気(不倫)をしているのかどうか分かればいいのですが、それが難しいから、世の中には探偵というものがいることも事実です。
では、どんな時に探偵に浮気調査を依頼したら良いのでしょうか。
浮気調査をするのには、いくつかのパターンがあります。
- 離婚や慰謝料を請求したい場合
- 離婚をしたくない場合
- 浮気相手に慰謝料を請求したい場合
- 突然離婚を請求された場合
- 浮気を認めさせてやめてもらう場合
離婚や慰謝料を請求したい場合
もし相手が浮気(不倫)をしていたら離婚や慰謝料などを考えている場合、確実な証拠を手にいれておくためにも、探偵に浮気調査を依頼した方が確実です。浮気調査を依頼することによって、浮気(不倫)の証拠を手に入れる可能性が高くなります。
離合や慰謝料など、法的手続きやお金が関わってくるようになると、話もなかなかまとまりにくく、話し合いで解決しなければ裁判をすることになります。
もし裁判となった場合、法的にも不貞の証拠と認められるのは、二人でホテルに出入りする写真など肉体関係があると認められるものだけで、二人が会っていることがわかるメールや写真だけでは状況証拠にしかなりません。つまりは、裁判でも使える不貞の証拠を手に入れておく必要があります。
関連:浮気の証拠となるもの
探偵の調査報告書は裁判でも証拠として使用することができるので、あなたに有利になるように裁判を進めることができるようになります。
ここで肝心なのは、しっかりと裁判でも使える調査報告書を提出してくれる探偵事務所を選ぶことです。探偵に依頼をする前に、どのような調査報告書を作成してくれるか、しっかりと確認しておきましょう。
離婚をしたくない場合
パートナーが浮気(不倫)をしていたとしても、金銭的や子供などの理由により離婚をしたくない場合でも、相手の態度によっては浮気調査をした方が良い場合もあります。
すでに浮気を疑っていることが相手にバレている、もしくは浮気を確かめるために携帯(スマホ)を見たことがバレた、浮気を問い詰めた、などで相手が離婚をしてもいいと言っている、あるいは浮気を認めてあなたと別れたいと言っているような場合、あなたが離婚をしたくないのであれば、浮気調査をして浮気(不倫)の証拠を押さえることで、法律上、有責配偶者(不貞行為をした側)からの離婚請求は認められなくなります。これにより、浮気した人からは離婚を請求することができなくなります。
これにより、子供が小さいうちは離婚せずに、子供が大きくなった時点で財産分与をして離婚するという選択もできるようになります。
浮気相手に慰謝料を請求したい場合
浮気(不倫)相手に慰謝料を請求したい場合、あなたのパートナーと体の関係があったという確実な証拠を手に入れておく必要があります。
メールや写真などの証拠を使って浮気相手に慰謝料を請求したとしても、体の関係があったかどうかを証明できる証拠がなければ、相手が慰謝料の支払いを拒否したとしても、慰謝料を払わせる法的効力がありません。
メールはふざけて送った、写真は自分じゃない、もしくはただの友達などと言われ、慰謝料の支払いを拒否されればそれまでです。
探偵の浮気調査で浮気の事実が確認されれば、証拠撮影として浮気(不倫)関係である二人がホテルに出入りする瞬間をカメラやビデオで撮影してくれますので、不貞行為があったことがわかる証拠を手に入れることができます。
また、慰謝料を請求すること自体は自力でもできないこともないですが、相手の名前や住所を手に入れる必要があります。この場合、浮気(不倫)相手の身元を調べてもらうことによって、不倫相手の住所や身元などを知ることができます。
ただし、相手方が弁護士をつけてきた場合、その弁護士が知識や助言をすることによって、法律面から言ってこちらが不利になることもあります。慰謝料を請求する際は、できればこちらも弁護士をつけて行った方が良いでしょう。
突然離婚を請求された場合
突然離婚を要求された場合にも、浮気調査をした方が良い場合もあります。
例えば、夫が浮気(不倫)をしていて妻と別れたいと言い出した時に、妻が旦那の浮気を知らずに離婚をしてしまうと慰謝料の請求ができません。
本来なら慰謝料を請求することができるのにもかかわらず、財産分与のみ(子供がいればプラス養育費)で離婚となってしまいます。
世の中には、妻に知られずに長年愛人を囲っていて、子供が育ってから離婚を切り出し、まんまと慰謝料を払わずに、悠々自適に愛人と再婚したという人もいるようです。
もし離婚したいと言われた時に、自分では離婚理由に特に心当たりが無い場合には、浮気(不倫)の可能性も疑ってみると新たな事実が浮かび上がってくるかもしれません。
浮気を認めさせてやめてもらう場合
パートナーに浮気(不倫)をしていることを認めさせたい、浮気(不倫)をやめてもらいたいという場合、浮気の証拠を集めて、言い逃れのできないようにしなければいけません。
証拠もないのに浮気を問い詰めても、相手はしらばっくれるだけです。適当な嘘や言い訳を並べてごまかし、あなたをなだめすかし、そのまま浮気(不倫)を続けるでしょう。
自分で浮気の証拠を探すこともできますが、時間的にも体力的にも精神的にも大変です。自分ではなかなか証拠を手に入れられないのでしたら、やはり探偵に頼んで証拠を掴んできてもらうのが良いでしょう。
探偵に浮気調査を依頼すれば、浮気の事実がハッキリしますので、精神的にもスッキリすることができます。
ただし、浮気を認めさせるには相手の性格にもよります。謝って浮気をやめてくれる人もいますが、開き直って離婚という人もいますので、浮気を認めさせるのでしたら万が一離婚も覚悟しなければいけません。
探偵の浮気調査の料金
探偵に浮気調査を依頼したいと思っても、適正料金がわからないという方も多いと思います。
探偵事務所にはそれぞれの料金体制があり、また相談内容によっても金額が変わってくるので、一概に相場というものを出すことが難しいです。
関連: 浮気調査の費用の相場
今は見積もりは無料でしてくれるところが多いですから、まずは見積もりを出してもらってから比較すると良いでしょう。
悪徳な探偵事務所もあるので注意!
ここまで、探偵の浮気調査について解説してきましたが、一概に探偵といってもピンからキリまでいます。料金体制も判りにくく、後から高額な費用を請求されたといったトラブルもあります。
また、利用する側は料金は安い方が良いですが、安いからといってそこが良い探偵事務所とは限りません。依頼するからには、しっかりと調査をしてくれる信用できる探偵事務所を選びましょう。
もちろん安いところでも、きちんと仕事をしてくれるところもありますが、実際に調査をするには、機材や人件費などが必ずかかってきますので、あまりにも安いところは、どこかで必要経費を削っている(調査員2名と言っているのに1人しか使っていなかったなど)、もしくは後から請求されるなどのカラクリがあることがありますので注意しましょう。
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